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減築を考える part1(メリット・デメリット)

リフォームと言えば、古くなった水回りを交換したり、外壁を塗り直したりなどが多くありますが、新築当初と家族構成や生活スタイルが変わって、間取りまで変える大掛かりなものもあります。

その中でも部屋を増やしたり大きくするための「増築工事」も珍しくありません。

私が現在担当させていただいているのは、最近増えつつある増築とは逆の「減築」です。

あまり聞きなれないかもしれませんが、家族が減り、ご高齢になって少人数で暮らすには大きすぎるなと感じた場合はご検討してみてください。

減築にはいろいろなメリットがあります。

・無駄な部屋が減り、掃除や移動の負担が減る

・空き部屋や窓の数が減り、防犯性が向上する

・2階を減らす(無くす)ことで耐震性が向上する

・冷暖房の効率化や照明の減少による光熱費の削減

・外部の面積や部屋数減少による、今後のメンテナンス費用の軽減

・床面積減少による固定資産税の削減

もちろんデメリットもあります。

・工事費用が高価

・工事内容によっては仮住まいが必要

・工事の長期化

私が担当させていただきましたK様はご家族の思い入れのある家を残したいと言うお気持ちから、2階部分を全て撤去する「減築」を選択されました。

新築ほどではありませんが、工事費用も高額になるため、小さい家に建て替えることも、間取りは現状のまま使用頻度の高い部屋だけをより快適に改修することなども考えました。

慎重に時間をかけて考慮した結果、やはり思い入れのある家を残したいお気持ちを最優先し、1階部分を快適に利用する改修を含め、2階建てから平屋への減築工事となりました。

 

 

 

 

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